2024.11.13

2024年11月13日、大塚ホールディングス株式会社(4578)は、子会社である大塚製薬工場の米国法人(OPFA)が、米国の医療機器メーカーICU Medicalとの間で新しい合弁会社を設立する契約を締結したことを発表しました。新会社は、ICU Medicalの輸液事業を引き継ぎ、北米市場での輸液供給体制を強化します。

M&Aの目的
大塚製薬工場は、日本で最大の輸液メーカーとして高品質な輸液製品を供給しており、安定した供給体制と製品開発力に定評があります。大塚グループは「Otsuka-people creating new products for better health worldwide」という企業理念のもと、世界規模での健康貢献を目指して積極的な海外展開を推進しています。

本合弁会社の設立により、北米市場における輸液製品の安定供給と供給体制の強化が期待されています。また、北米での市場拡大に加え、製品の技術革新も促進される予定です。特に、ハリケーンなどによる供給不足への対応が可能となり、ICU Medicalの基礎輸液製造施設と大塚製薬工場の技術力が合わさることで、輸液供給の安定化が期待されます。

OPFAは新会社の株式の60%を取得し、子会社として管理運営を行います。今回のM&Aによる大塚ホールディングスの業績への影響は軽微とされています。

日程
発表日:2024年11月13日
契約締結日:2024年11月12日
新会社事業開始予定日:2025年第2四半期初頭