2024.11.11

富邦証券投資信託は、現金約20億台湾ドルで日盛証券投資信託を買収することを発表し、2025年に合併手続きを完了する見込みです。この買収は双方の合意のもと行われ、両社の取締役会で承認されました。合併後は日盛証券投資信託が富邦証券投資信託に吸収される形となります。この取引の目的は、富邦証券投資信託の市場競争力と資産管理規模を強化し、最終的にはアジアを代表する資産管理会社となることです。

M&Aの目的
富邦証券投資信託は長年にわたり、ETF商品、特にテーマ型およびアクティブ型ETFの開発に注力し、投資市場での影響力を拡大してきました。

今回のM&Aは、富邦証券投資信託にとって資本効率を向上させ、コストを最適化し、製品ラインを拡充する助けとなります。両社の業務は互いに補完関係にあり、日盛証券投資信託はアクティブ株式や通貨型ファンドの分野で優れた実績を持っています。合併後は双方のリソースが統合され、顧客に多様なサービスを提供することが可能になります。富邦証券投資信託は、この買収によって相乗効果を発揮し、市場地位を強化し、アジア一流の資産管理会社を目指します。

富邦証券投資信託は現金での買収を予定しており、1株あたりの買収価格は46.23台湾ドルから52.42台湾ドルの範囲と見込まれ、総買収額は約18.03億から20.44億台湾ドルになると予想されています。

日程
2024年11月11日:富邦証券投資信託と日盛証券投資信託の取締役会が合併案を承認。
2025年:双方の臨時株主総会での承認および当局の認可を取得後、合併手続きを完了し正式に合併。